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健康情報を更新しました。「認知症の種類と原因」

2019.05.07

今月の健康情報は「認知症の種類と原因」です。
 

認知症の種類と原因

平均寿命が80歳を超えた現在、「認知症」は誰にとっても身近になったのではないでしょうか。
今回は、意外と知られていない「認知症の種類と原因」についてご紹介します。



そもそも、認知症とは?

認知症」は特定の病名ではなく、健常であった脳が何らかの原因で記憶したり判断したりする力が低下し、生活に支障をきたしている状態を指します。

歳をとれば誰でも物忘れをすることがありますが、例えば朝ごはんについて「朝ごはんのメニュー」を忘れるのが加齢による物忘れで、「朝ごはんを食べたという事実そのもの」を忘れてしまうのが認知症の症状です。



認知症の種類と原因

認知症は、原因によって種類が分かれます。代表的なものは下記の4種類です。
「物忘れ」のイメージが強い認知症ですが、種類によって現れる症状にもそれぞれ特徴があります

■アルツハイマー型認知症

・原因
脳に特殊なタンパク質が溜まって脳が萎縮する。
・症状
認知症の中で最も多いタイプです。記憶障害から始まることが多く、若い頃のことはよく覚えているのに昨日のことは思い出せない、という症状がみられます。また、段取りが立てられない、薬の管理ができないというのもよくある症状です。

■脳血管性認知症

・原因
脳梗塞や脳出血などによって脳の神経細胞が死んだり、神経のネットワークが壊れたりする。
・症状
記憶障害や嚥下(えんげ:食べ物を飲み込むこと)障害、言語障害などが現れます。また、体の麻痺や震えもみられることがあります。早期から症状が現れやすいのも特徴です。

■レビー小体型認知症

・原因
レビー小体(しょうたい)という特殊な物質が脳の神経細胞内に集まり、神経細胞が壊れる。
・症状
現実にはないものがはっきりと見える「幻視(げんし)」やパーキンソン症状(無表情、筋肉がこわばる等)が現れるのが特徴です。

■前頭側頭型認知症

・原因
脳の中枢的な役割を持った前頭葉や側頭葉を中心とした脳の萎縮。
・症状
自分や社会に対して無関心になり、社会のルールに合わせた行動が難しくなるのが特徴です。万引きなどの反社会的行為や暴力行為、同じものを食べ続けたり同じ行動を繰り返すこと(常同行動)がみられます。



認知症は治せるの?

認知症は、早期に気付いて適切な治療を受けられれば、ある程度は進行を遅らせることができます
特殊なタンパク質の蓄積が原因と見られるアルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症については、タンパク質の蓄積を抑えたり除去する薬が開発されて使用されています。また脳血管性認知症には血管障害を治療する薬が用いられます。

■治る認知症
認知症の原因によっては、投薬や治療によって治るものもあります

・正常圧水頭症(せいじょうあつすいとうしょう)
脳脊髄液が脳室に過剰にたまり、脳を圧迫します。

・慢性硬膜下血腫(まんせいこうまくかけっしゅ)
頭をぶつけたりしたときに頭蓋骨と脳の間に血の固まりができ、それが脳を圧迫します。

その他、脳腫瘍、甲状腺機能低下症、栄養障害、薬物やアルコールが原因の場合などは、手術や治療で認知症の症状が改善される可能性が高くなります



認知症かな?と思ったら

認知症の治療は早期発見が最も重要といわれています。症状が軽いうちに認知症に気づくことで、進行を遅らせたり、その人に合った治療や将来の介護を余裕を持って考えることができます。
身近な人が認知症かもしれないと思ったら、まずは医療機関を受診し、専門家に相談してみてください。


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